自民党の金子原二郎農林水産相(77)=参院長崎選挙区=は7日、長崎市内で記者会見し、夏の参院選に立候補せず、政界を引退する意向を明らかにした。「新しい時代になる。引退して若い人にバトンタッチした方がよいと考えた」と話した。
岸田文雄首相には4日に不出馬の意向を伝えたという。後継者については、長崎県の抱える課題に精通している人がふさわしいとして「県議の中から選んでほしいという気持ちを持っている」と述べた。
金子氏は長崎県議を経て、昭和58年の衆院選に初当選し5期務めた。平成10年から平成22年まで県知事。22年参院選で国政に復帰し、令和3年の岸田文雄内閣で初入閣した。