ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、首都キエフの姉妹都市である京都市は4日夜、世界遺産・二条城(同市中京区)をウクライナ国旗の青と黄にライトアップした。ウクライナへの連帯と平和への願いを込め、15日までの日没~午後10時に点灯する。
ライトアップされたのは、二条城の東南角にある重要文化財「東南隅櫓(すみやぐら)」。日没後、瓦屋根と白壁の櫓が、青と黄のウクライナカラーに染まると、通行人らが立ち止まって見入っていた。旅行で訪れた東京都西東京市の飲食店経営の女性(55)は「ウクライナの状況には心が痛む。京都市民だけでなく日本の連帯の気持ちが届けば」と話した。
二条城には平成28年、当時のウクライナ大統領と現キエフ市長がそれぞれ訪問している。