令和7年に開幕する2025年大阪・関西万博を見据え、大阪市内全域で路上喫煙を禁止する方針を示していた松井一郎市長は4日の市議会で、同年1月をめどに実施すると表明した。
松井氏は議会後、「2025年1月ぐらいから万博がプレオープンする。健康をテーマにした万博を実施する自治体として、受動喫煙のない大都市を目指したい」と記者団に語った。受動喫煙に配慮した喫煙所の整備も進める。
市は平成19年に制定した路上喫煙防止条例に基づき、駅前や繁華街周辺など6地区を路上喫煙禁止地区に指定。地区内の喫煙所ではたばこを吸えるが、それ以外の路上などで吸った場合、過料千円を徴収する規定となっている。
禁止地区外での喫煙については罰則がない。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。大阪府と市が出展するパビリオンでは、健康・医療が基軸となる。