中原十六世名人「A級陥落もカムバック目指した」

産経ニュース
中原誠十六世名人【撮影日:1997年05月30日】
中原誠十六世名人【撮影日:1997年05月30日】

渡辺明名人(37)への挑戦権を懸けた第80期順位戦A級の最終9回戦5局が3日、静岡市葵区内で一斉に指された。A級最終局は、在籍する棋士10人が名人挑戦とB級1組への降級をめぐって深夜まで熱戦が展開されることから「将棋界の一番長い日」とも言われている。

しかし、この日は違った。最終局を待たずに名人挑戦者と降級者2人が既に決まっており、これは極めて珍しいケースという。名人挑戦権は2期連続で斎藤慎太郎八段(28)が獲得し、羽生善治九段(51)と山崎隆之八段(41)の2人が降級する。

羽生九段の降級は2月4日の8回戦の敗戦で決まった。歴代最多の獲得タイトル通算99期、全七冠同時制覇、永世七冠などの実績を持ち、29期(名人9期含む)守り続けた羽生九段のA級陥落は将棋界に衝撃が走った。

「羽生さんがこんなに早く降級になるとは思わなかった」

こう話すのは、中原誠十六世名人(74)。2人には共通点がある。A級在籍が29期(中原十六世名人は30年間で29期)、A級に昇級したのが22歳。中原十六世名人の陥落は52歳で、羽生九段と1歳違い。

「A級から落ちるのは嫌なものですよ」。中原十六世名人は続ける。

「タイトル戦はトップの2人が対戦する。タイトルを奪う人もいれば、できない人もいる。だが、負けてもトップの2人。ところが、A級在籍は基本的に10人。A級陥落は10人より下に行くということで、『10人の中にも入らないのか』と、がっくりしてしまう」

棋士の段位は基本的に〝降位〟はない。しかし、 「A級棋士」は、その年度のトップ棋士であることの代名詞。「その座をどれだけ長く維持できるか」が一流の証明だ。だから、その名誉を懸け、棋士は全力で対局に臨んでいる。

中原十六世名人は「A級棋士はみんな強い。ちょっとした拍子で負け越すことは十分ある」と指摘。その上で、「私も陥落当時、『B級1組でやって(A級に)カムバックを目指そう』と思いましたね」と振り返る。

日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(52)=永世棋聖=もA級から降級した経験を持つ。しかし、翌年にはA級に復帰した。

佐藤九段も最終局の前に降級が決まった。当時の様子を知る勝又清和七段(52)は「最後の対局(最終9回戦)は純粋な消化試合。しかし、佐藤会長には鬼気迫るものがあった。結果は佐藤会長の快勝だった」と振り返る。控室でその対局を観戦していた勝又七段は「(佐藤九段は)翌年、(A級に)戻ってくるんじゃないか」と、関係者と話していたという。佐藤九段は今もA級に在籍しており、「B級1組での順位が初年度は一番上。(A級への)昇級を目指すチャンスだった」と明かす。

A級在籍通算36期(37年間)の加藤一二三・九段(82)もA級陥落・復帰を経験している。

永世名人の有資格者である谷川浩司九段(59)と森内俊之九段(51)もA級陥落を経験した。谷川九段はB級2組に在籍しており、森内九段は順位戦を戦わない「フリークラス」に転出している。

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