４日に原油高対策の閣僚会議「重層的対策」まとめる

松野博一官房長官は３日の記者会見で、原油価格高騰を受けた関係閣僚会合を４日に開き、今後の対策を決定すると明らかにした。「激変緩和措置の大幅な拡充強化、業種別の対応策についても盛り込んだ重層的な対策を取りまとめたい」と述べた。

松野氏は、ロシアのウクライナ侵攻や世界的な需要増、産油国の生産停滞などを挙げ「既に高水準にあった原油価格は一層、上昇傾向にあり企業活動や暮らしへの影響が懸念される」と指摘。国際的な連携を強化し、石油備蓄の放出を進める一方、産油国への増産要請も続ける考えを示した。