商船三井は1日、大西洋を航行中に出火した同社の自動車運搬船「フェリシティ・エース」が沈没したと発表した。同船がポルシェやベントレーなど高級車約4000台を運搬中だったため、SNSに「損失幾らだ…」などと衝撃が広がっている。
同社によると、同船はドイツからアメリカにむけて大西洋を航行中だった先月16日に、ポルトガルのアゾレス諸島沖で出火。乗組員22人は無事に救助されたが、その後も消火が確認されないまま南方に移動を続け、同24日に煙が収まっていることが報告された。現地時間1日午前9時頃に沈没し、現在も救助船が状況の監視を続けているという。
英BBCによると、沈没した船には189台のベントレーのほか、ポルシェの車も1100台が積まれていたという。また、両社を傘下に置くフォルクスワーゲングループは今回の事故について、すべての損害が保険でカバーされるとしている。
このニュースには日本のネット民も「あー…やっぱり沈んでしまったか」「損失幾らだ…」「保険会社気絶するだろ」などと衝撃を受け、ヤフーのリアルタイム検索ランキングでは「ベントレー」が急浮上した。
高級車4000台というスケールの大きさに「ベントレー1台で家が余裕で買えるのでは…」「ポルシェ、ベントレーでしたら1台辺り1000~3000万クラスと思っていいです。そして4,000台なので…」などのコメントや、「ベントレーは内装が職人のハンドメイドだったりとほぼオーダーメイド出来る高級車だから納車心待ちにしてたオーナーショックだろうな…」と購入者の心情をおもんぱかるような書き込みも見受けられた。
なかには「乗員に被害がなくてよかった」と改めて胸をなでおろす人もいた。