令和2年の日本人の平均寿命は女性87・71歳、男性81・56歳で確定したことが2日、厚生労働省が5年ごとに公表している「完全生命表」で分かった。前回の平成27年に比べ、女性は0・73歳、男性は0・81歳それぞれ延びた。
厚労省は毎年、推計人口から計算した簡易生命表を公表。5年に1度実施される国勢調査の結果を踏まえ、確定版の「完全生命表」を作成している。
昨年7月公表の簡易生命表で令和2年の平均寿命は女性87・74歳、男性81・64歳だったが、今回の完全生命表で女性は0・03歳、男性が0・08歳それぞれ低く補正された。
生命表は、年齢別に平均してあと何年生存するかを示す「余命」を計算したもので、平均寿命は0歳児の平均余命を意味する。