不適切SNS判事「お詫びしたい」、罷免には争う姿勢 弾劾裁判初公判

産経ニュース
初公判のため国会の裁判官弾劾裁判所に向かう仙台高裁の岡口基一判事=2日午後
初公判のため国会の裁判官弾劾裁判所に向かう仙台高裁の岡口基一判事=2日午後

会員制交流サイト(SNS)などに裁判当事者を傷つける不適切な投稿をしたとして訴追された仙台高裁の岡口基一判事(56)=職務停止中=を罷免するかどうかを決める裁判の初公判が2日、国会の裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元衆院議員)で開かれた。岡口判事は「私がした表現行為の中には不適当なものがあり、裁判に至ったことには深くおわびしたい。訴追事由の認否は弁護人に委ねたい」と述べた。

弁護人は「侮辱に該当せず、傷つけてはいない。著しい非行行為に該当しない」として罷免には当たらないと主張し、争う姿勢を示した。

SNSの表現行為をめぐり弾劾裁判が開かれるのは初。訴追状によると、岡口判事は平成29年12月~令和元年11月、女子高生殺害事件の遺族やペットの返還をめぐる民事訴訟の当事者に対し、ツイッターやフェイスブック、ブログに計11回にわたり、侮辱したり社会的評価を不当におとしめたりする投稿をしたとされる。

裁判官弾劾法は、重大な職務違反や「裁判官としての威信を著しく失うべき非行」があった場合、衆参両院議員7人ずつ計14人が裁判官役の「裁判員」を務める弾劾裁判所の審理をへて、罷免できると定めている。

岡口判事の投稿により名誉を傷つけられたなどとして、遺族や民事訴訟の代理人弁護士が国会の裁判官訴追委員会に訴追状を提出。訴追委は昨年6月、訴追を決定した。弾劾裁判所は判決までの間、岡口判事の職務停止を決めた。

弾劾裁判が開かれるのは平成25年以来。罷免されれば最低5年間は法曹資格を失い、退職金も支給されない。過去に罷免された裁判官は7人で、平成以降の3件は、いずれも児童買春やストーカー、盗撮といった刑事罰に問われたケースだった。

  1. 値上げしてもよいと思うもの 3位「おむつ」、2位「ビール」、圧倒的1位は?

  2. 8日スタートNHK朝ドラ「ちむどんどん」第18週あらすじ 良子(川口春奈)は重子(鈴木保奈美)に直談判しに行くが…

  3. 名脇役の斎藤洋介さんが死去 69歳、人知れずがんで闘病

  4. 内田理央のおっぱい写真にファン大興奮「一瞬ビビった」「萌え死んだ」

  5. 【許さない 未解決事件のいま】(3)ポツンと一軒家の惨劇 私的懸賞で解決願う長男 茨城高齢夫婦殺害