ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本サンボ連盟(近藤正明会長)は27日、全日本サンボ選手権(9月、千葉県成田市)の大会名から「プーチン大統領杯」を外すと発表した。同連盟は「ロシアのウクライナ侵攻について大変遺憾に思います」としている。
サンボは柔道とレスリングを合わせたようなスポーツで、直径9メートルのマット上で行われる。旧ソ連の軍隊や警官の護身術として誕生し、柔道着のような上着を着用して投げ技や関節技、寝技などで勝敗を競う。
同連盟事務局によると、国内大会で「プーチン大統領杯」の名称がついたのは平成25(2013)年のユニバーシアード予選からで、その翌年から全日本選手権に「プーチン大統領杯」と冠名がつけられた。
同連盟事務局によると、国内の競技人口は約4000人で、全日本選手権には約100人が出場する予定。