岸田文雄政権は、また後手に回ったのか。ロシア軍によるウクライナ侵攻に対し、欧米諸国は厳しい制裁措置を共同声明として発表したが、日本は後で参加を発表したのだ。北京冬季五輪に政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」も表明が遅れ、新型コロナワクチンの「3回目接種」でも遅れが目立つ。岸田政権は大丈夫なのか。
「国際社会はロシアの侵略により、ロシアとの関係をこれまで通りにしていくことはもはやできない」「暴挙には高い代償を伴うことを示す」
岸田首相は27日午後8時過ぎ、国際決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」からロシアの一部金融機関を排除する制裁に、日本も参加することを表明した。また、ウラジーミル・プーチン大統領らロシア政府関係者の資産凍結などの制裁措置を取ることも決めた。
最も厳しい制裁措置とされるSWIFTからの排除は、米国や欧州連合(EU)などが、日本時間の同日朝に共同声明を発表していた。政府内に反対意見があったようだが、共同声明に加われなかったのは残念だ。