食と健康 ホントの話

食物繊維で認知症発症リスク低下の可能性 山岸良匡筑波大教授が解説

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山岸良匡教授
山岸良匡教授

「脳腸相関」という言葉を見聞きすることが増えている。脳と腸の異常が互いに密接に影響し合うことだ。検査をしても臓器などに異常は見つからないが、胸焼け、胃もたれ、膨満感、便秘、腹痛などの胃腸の症状がある人が、眠れない、落ち着かない、頭痛、食欲がない、意欲がない、などの精神神経症状を訴える人が多いことは以前からわかっていた。

そして以前は、そのどちらもストレスによるものと説明されてきたが、近年ではさらに、腸内環境の異常が脳とつながる神経伝達の異常と関係していることが明らかになってきた。加えて腸内環境の異常は、認知症の発症に関係していることが多くの研究で示唆されるようになってきたのだ。

腸内環境を整えるプレバイオティクスとして重要な栄養素は食物繊維だが、これまでは多くの人から食物繊維の摂取量を聞き取り、その後の認知症のなりやすさの関連を調べた研究はなかった。

筑波大学医学医療系/ヘルスサービス開発研究センターの山岸良匡教授=顔写真=らの研究チームは、1985年から1999年の間に栄養調査(CIRCS研究)に参加した秋田、茨城、大阪の地域住民3739人を最大21年間にわたって追跡調査し、日本人の食物繊維摂取と要介護認知症リスクとの関連を分析。その結果、中年期に食物繊維を多く摂ることで、高齢期の要介護認知症の発症リスクが低下する可能性を、世界で初めて明らかにした。

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