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日系航空会社で乗務したのち、第一志望だった現在の韓国系航空会社に転職したという荒井由海さん。写真はドイツの金融都市フランクフルトにて。提供:本人
SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第124回は韓国系航空会社に勤務し、乗務5年目の荒井由海がお送りいたします。
韓国と言えば「美容大国」としても有名ですが、その韓国の航空会社で働くCAの美容管理はどうなっているのか、少し興味ありませんか? 「美」に関する価値観について、CA個人と航空会社の両面からご紹介していきたいと思います。
韓国人クルーは誰もが美容整形をしているの?
まずはじめに韓国や韓国系航空会社における美容整形についてお話ししていこうと思います。
▼美貌は、知識や教養と同レベル
ご存じのとおり、韓国で美容整形をするというのは一般的で、大多数の方は「入社前に受ける」ようです。なぜならば、航空業界に限らず、韓国の就職活動では知識や教養と同じくらい大切なのが美貌だからです。
これは本当の話だそうで、日本人が学生時代に化粧するような感覚で美容整形を受けるのです。韓国らしいといえば韓国らしいですよね。実親や祖父母から入学祝いとして「美容整形を頂く」なんてこともあるのだとか。
▼「整形休暇」も取得可能?
私の勤める航空会社でも、入社後に乗務をしながら美容整形を受けているクルーをチラホラお見掛けし、稀にそのお話を聞くこともあります。
ちなみに私の会社では、提携している美容整形外科のメニューを社割で受けることができます。そのうえ、入社後に整形する場合、まとまった休みを取得できる「整形休暇」制度があると聞いたことがあります。
韓国人クルーの休日といえば美容・美食・美酒
そんな韓国人クルーの休日の過ごし方にも美容大国ならではの特徴があります。
▼美容とカラダの管理、その徹底ぶりに尊敬の念
韓国人クルーに「明日のお休みの日は何をするの?」と聞くと、たいていのクルーの答えが「皮膚科」「フェイシャルエステ」「ホワイトニング」「ヨガ」「ピラティス」などの身体のメンテナンスなのです。何年乗務していても、彼女たち韓国人クルーの美意識の高さには感服させられます。
一方で、そんな韓国人クルーたちも美味しい食べ物やお酒が大好きです。お国柄もあってか、お酒はたくさん飲むし、本当に強い人が多いです。
海外での3泊4日などのロングステイ初日はとことん酒盛りを楽しみ、翌日は一日まったり過ごす…なんてことも多くあります。私もたまに韓国人クルーメンバーに混ぜてもらっては、よく食べよく飲み、しっかり酔っぱらいます(笑)。
アジア系航空会社に共通する「美意識」、欧米系とはココが違う
さて、これまで韓国人クルー個人の美容管理について話してきましたが、次は航空会社としての美意識についてお話ししていきます。