鳥取県南部町の県立フラワーパーク「とっとり花回廊」で26日、約450種を集めた恒例の「パンジー・ビオラ展」が始まった。全国の花苗メーカーや育種家が新品種やオリジナル品種などを出品。3月31日まで。
会場には、市場に流通していない新作や人気品種などの鉢植えや、つり籠が約100メートルにわたって色鮮やかに並ぶ。今年の干支にちなみ、トラを黄やオレンジ色、濃い紫色のビオラで表した約1・8メートル四方の花絵も楽しめる。
直径1~2センチの小ぶりな黄花を無数につけた「ピヨピヨ」や、花弁がフリル状で薄ピンクの「いちごパフェ」など珍しい品種に来園者は足を止めて見入っていた。同園の原明仁企画課長は「寒い日が続いたがパレットのような彩りに仕上がった。好みや気分に合う品種を見つけて」と呼び掛けた。