林芳正外相は24日、外務省にミハイル・ガルージン駐日ロシア大使を呼び出し、ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議した。ただ、その映像を見た専門家から、疑問の声が噴出している。
「今回の侵攻を強く非難する」「ロシアが行ったことは明らかに国際法違反で、断じて認めることはできない」
林氏はこう語り、ロシア軍撤収と、現地の日本人の安全確保を求めた。
これに対し、ガルージン氏は「(侵攻は)起こっていない」と主張。ロシアの行動は「自衛」のための特殊軍事作戦であり、目的は住民保護だと強調した。
この様子はテレビでも公開されたが、林氏は手元のメモを見ながら、ガルージン氏に目線も合わさず抗議していた。
国際政治学者の島田洋一氏は「あれでは、日本の弱腰姿勢だけが目立ち、ロシアの暴挙に対する『日本の怒りのメッセージ』は伝わらない。林外相には外交センスがない。他国なら即刻更迭している」と語った。