<独自>与野党ロシア非難の決議原案判明、3月1日にも採決へ

産経ニュース
24日、ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島で、道路を走行するロシアの軍用車両(ロイター=共同)
24日、ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島で、道路を走行するロシアの軍用車両(ロイター=共同)

ロシアによるウクライナ侵攻を受け、与野党が今国会で採択を目指すロシアに対する非難決議の原案が25日、判明した。ロシアの侵攻を「国際法の深刻な違反」とした上で「ロシア軍による侵略を最も強い言葉で非難する」と表明。ロシアに対し「即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求める」と明記した。各党間で文案の最終調整を進めており、早ければ衆院は3月1日、参院は2日の本会議で採択される見通し。

名称は「ロシアによるウクライナ侵略を非難する決議案」。ロシア軍の行動は「明らかにウクライナの主権および領土の一体性を侵害」とし、「力による一方的な現状変更は断じて認められない」と批判した。ウクライナ侵攻が、中国による台湾への威嚇行為や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での軍事的挑発行為に波及する懸念を踏まえ「欧州にとどまらず、日本が位置するアジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがしかねない」と危機感を示した。

日本政府に対しては「ウクライナに在住する邦人の安全確保に全力を尽くす」ことや、「国際社会とも連携し、制裁を含め、事態に迅速かつ厳格な対応を行う」よう求めている。

衆参両院は今月上旬、ウクライナ情勢の緊迫化に対して憂慮を示す決議をそれぞれ賛成多数で採択したが、日露両国間の経済交流などに配慮しロシアを名指しで非難していなかった。だが、24日にロシアがウクライナへの侵攻に踏み切り「ロシアの侵略は全然ステージが違う」(与党幹部)として、ロシアを厳しく非難する新たな決議案を示すべきとの考えに転換した。

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