自民党の佐藤正久外交部会長は25日の同部会の会合で、中国軍機が24日に台湾の防空識別圏内に入ったことについて、ロシア軍のウクライナ侵攻に合わせた中国軍の動きとの見方を示した。佐藤氏は「当事者意識を強く持って今後の経済制裁を含む対応を取ることが大事」と述べた。
台湾国防部は24日、中国軍機9機が南シナ海の東沙諸島北東の防空識別圏内に入り、台湾軍機を緊急発進させたと発表した。
佐藤氏は「やっぱり(中国が)来たかという状況だ。台湾でも今回の問題は自分たちのこととして考えているようだ」と述べた。
また、会合では衛藤征士郎党外交調査会長が閣内にロシア経済分野協力担当相が置かれていることを問題視する考えを示した。