露軍、制空権を確保 ウクライナ攻撃続行

産経ニュース

【モスクワ=小野田雄一】ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻した。ロシアのプーチン大統領はこれに先立ち、ウクライナ東部の親露派支配地域に住む「自国民保護」を目的に「特別軍事作戦」を実施すると表明した。露軍はウクライナに対して、北、東、南の3方面から侵攻。露メディアが国防省の話として伝えたところでは、露軍は11空港を含む74の地上施設を破壊し、攻撃を続けている。

プーチン氏は24日未明(日本時間同日午前)、国営テレビを通じて緊急演説を行った。作戦の目的は親露派支配地域の「自国民保護」であり、北大西洋条約機構(NATO)への加盟を目指すウクライナを「非軍事化」させるための「自己防衛」だと主張した。ウクライナの占領は目標としていないと述べた。

ロシア・メディアなどによると、露軍は同日、ウクライナ東部ドネツク州マリウポリに上陸した。南部の黒海に面した港湾都市オデッサに上陸したとの情報もある。ウクライナ当局によると、北側のベラルーシからも侵入し、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島からも露軍用車両が入った。

首都キエフや東部ハリコフで爆発があったほか、東部や南部で爆発音が聞かれた。ウクライナ当局者は全土の軍事施設がミサイル攻撃を受けているとし、同国のクレバ外相はロシアが「全面的な侵攻」に踏み切ったと述べた。

露メディアによると、露軍はウクライナの空軍基地と防空能力を無力化して制空権を確保。ロイター通信によると、キエフ近郊をヘリで攻撃し、ベラルーシからもミサイルが発射された。

ウクライナ大統領府によると、ウクライナ側で40人以上が死亡し、数十人が負傷した。同国のゼレンスキー大統領は24日、全土に戦時体制を導入すると宣言。さらにロシアとの断交を表明した。

ロシアは21日に自国民保護を名目にウクライナ東部の親露派支配地域「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」(ともに自称)の「独立」を承認。この2地域の指導者は23日、「ウクライナ軍からの攻撃」が続いていると主張し、軍事支援をロシアに要請していた。

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