陸上自衛隊は24日、昨年3月から5月にかけて、「秘密」に区分されるデータを許可されていないパソコンで作成しメールを送信したとして、中部方面総監部の部隊に所属する男性陸曹長(49)を減給30分の1(1カ月)、30代の男性2等陸曹を戒告の懲戒処分にした。
陸自によると2人は伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で勤務し、「作成、送信した情報が『秘密』に当たるとは考えていなかった」と説明している。陸自は秘密の内容を明らかにしていないが、「防衛秘密」や「特別防衛秘密」といった重要度が特に高い情報ではなく、外部流出も確認されていないとしている。
不正なメールなどを監視する東京・市谷の陸自通信保全監査隊が発見した。