秋田県や研究機関、企業などでつくる秋田医理工連携推進コンソーシアム(AMES)は24日、介護を受けたり寝たきりになったりせず元気に日常を送れる健康寿命を伸ばすための第1回「あきたアイディアコンテスト」の審査結果を発表した。
グランプリ(賞金20万円)は秋田栄養短大助手、永井沙織さん(26)考案の「誤嚥予防向け食べやすいお椀」が受賞。表彰された永井さんは「汁ものを飲む際にむせる祖母を見て、あごを上げずに飲める形状を考えた」と話す。
コンテストは一般、学術機関、医療福祉従事者の3部門に全国から計149件が応募。準グランプリ(同5万円)は「お花で室温に気付きを与える」(秋田)、「段差気づき杖」(宮城)など6件、ナイスアイディア賞(1万円)に「靴下装着道具」(東京)、「発酵あんこ」(秋田)など15件が選ばれた。
応募アイデアの具体内容は知財保護処理が済むまで公表しないが、約30のAMES会員企業・団体が商品化について検討する。