広島県警は24日、広島市の80代無職女性が「ハウスメーカー社員」を名乗る男らに計約1億4050万円をだまし取られたと発表した。広島県内の特殊詐欺の被害額として過去最高額。
県警によると、女性は昨年8月、ハウスメーカー社員を名乗る男から「老人ホームの名義を貸してほしい」と電話を受けた。女性が了承すると、別の社員を名乗る男から「違反になる。修正変更のお金が必要」と指摘され、その後12月まで約20回にわたり、指定された住所に宅配便で現金を送った。
女性は相手と連絡が取れなくなり、今年1月に警察に相談した。