気象庁は23日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)で午後2時15分ごろから火山性地震の増加がみられるとして、噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から、2の「火口周辺規制」に引き上げた。山頂、剣ケ峰の南西斜面の火口から約1キロの範囲で飛散する大きな噴石への警戒を呼び掛けている。
気象庁によると、同日午後2時19分ごろには火山性微動とともに、山頂付近で隆起する変化がみられた。このため、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があり、大きな噴石に警戒する必要がある。