「優秀な部下が去っていく…」そんな上司が持つべき寛容さと“究極の回避方法”

SankeiBiz

「部下が去る」悲しみは回避できる?

こうして出会いと別れが続いていくのですが、私はこの「仲間に去られる人たち」から「いやぁ~寂しいんですよ」「もう少しアイツの力が必要だったんですよ」などと相談を受けることがありました。こうした経験は、これを読んでいる会社員の皆さんでも多く経験しているのではないでしょうか。

確かに、そのときの一時的な戦力ダウンは否めませんが、所詮、会社なんてものは社長と経営者以外にとっては「生活を成り立たせてくれる場所」「自分をステップアップさせてくれる場所」でしかありません。だから「辞めたい」「異動したい」「独立したい」などと言う部下が出てきても、それは仕方がないと割り切るしかないのです。

大きな会社であれば、去る部下がいる場合、補充を人事に頼む必要がありますし、小規模企業であれば知り合いを採用したり、採用広告を出す必要がある。いずれにしても、その後のケアが必要だし、去られたことに対する寂寥感もあります。

ただ、これを回避する方法があります。大きな会社の場合は当てはまりませんが、会社を一から作る場合、部下から去られないようにするには「自分と合わせて3人以上にしない」です。もちろん、2人しかいないのであれば劇的な成長はしないでしょうが、少なくとも去られる懸念は回避できます。何しろ互いに「自分が去るのは無責任過ぎる」と考えるからです。そして2人しかいない場合、派閥もできないし、争いが起きづらいので働きやすいのです。

2人で始めて、そこから大きく成長したベンチャー企業に関しては、創業社長と、その人物と一緒に立ち上げたもう一人は永遠に「副社長」として会社に残ってくれます。大きく成長した会社なら、この2人は莫大なる個人利益をあげているわけですから、会社を投げ出すわけにもいきません。しかし、この2人は、去る“エース級社員”を何人も外に送り出すことになるのでしょうね。

これを素直に祝って見送れない人は、3人以上にすべきではないでしょう。私はそのような人間なので、自分の会社は2010年2月の設立以来13期目に入りましたが従業員を創業メンバーのY嬢と2人だけを維持し続けています。

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