ポンペオ前米国務長官3月初頭に訪台の狙い 蔡総統との会談も予定、北京五輪中も威圧行動止めない中国を牽制

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対中強硬派として知られるポンペオ氏(ロイター)
対中強硬派として知られるポンペオ氏(ロイター)

台湾外交部は21日、マイク・ポンペオ前米国務長官が3月2~5日に台湾を訪問すると発表した。滞在中には蔡英文総統とも会談する予定だ。今回の訪台は、「ウクライナ危機」が「台湾有事」に連動する可能性が懸念されるなか、中国共産党政権を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。

 蔡英文総統
蔡英文総統

「ポンペオ氏は、台湾の長年の強固な友人だ。今回の訪台は緊密な米台友好関係を示すものだ」

台湾外交部は、こう歓迎するコメントを出した。台湾のシンクタンク「遠景基金会」がポンペオ氏を招待したという。

ポンペオ氏は、ドナルド・トランプ前政権時代、中国の覇権拡大に対峙(たいじ)し、台湾の防衛能力を向上させる武器供与を進めてきた。米政府関係者らが台湾当局者と接触することを制限してきた国務省の内規も撤廃した。ジョー・バイデン米政権も台湾重視の姿勢に変わりはない。

一方、中国は台湾への威圧行動を止めず、北京冬季五輪中も、中国軍の戦闘機「殲16」などを台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入させた。

中国外務省の汪文斌副報道局長は21日の記者会見で、ポンペオ氏の訪台について、「台湾民主進歩党(民進党)当局が米国を頼って独立を図っても、火遊びをして焼け死ぬだけだ」と反発した。

このタイミングでの訪台発表をどう見るか。

米台関係に詳しい評論家の石平氏は「ポンペオ氏の訪台は、ウクライナ危機が台湾有事に連動するのを不安視する台湾の懸念を払拭する狙いがある。台湾は民主主義の優等生だ。同じ価値観を共有しあう陣営として、断固、『中国やロシアの強権国家には屈しない』という姿勢を打ち出す機会になるだろう」と語っている。

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