巨人春季キャンプ(21日、沖縄・那覇)巨人・山口俊投手(34)がブルペンで74球を投げ、今クール3日間で計275球(19日・105球、20日・96球)を投げ込んだ。
もともとブルペンで球数を多く放って仕上げる右腕は「だいぶ感覚は上がってきているんですけど、本来はしっかり下(半身)を使って投げないといけないところを、どうしてもまだ上で投げてしまう」と冷静に自己分析した。
今キャンプでは首脳陣の方針でベテラン投手らの実戦登板は3月以降が基本線となっている中、山口は「基本は投げて(いいコンディションを)作りたいので、今の段階でどれだけ打者に対応できるかを見たい」と那覇キャンプ中の実戦登板を志願したという。
プロ17年目の今季は若手や外国人を含め、先発ローテ争いがし烈を極める。原監督は「その中で彼(山口)がはねのけてローテ1、2番目の投手になってくれるなら一番いい」と期待を寄せた。