あさま山荘事件50年

容疑者なお国外逃亡 事件いまだ終わらず

産経ニュース
昭和47年2月28日、連合赤軍のメンバーが籠城する「あさま山荘」に迫る警察官ら(上)。今月12日、山荘の屋根には雪が厚く積もっていた=長野県軽井沢町
昭和47年2月28日、連合赤軍のメンバーが籠城する「あさま山荘」に迫る警察官ら(上)。今月12日、山荘の屋根には雪が厚く積もっていた=長野県軽井沢町

昭和47年2月、長野県軽井沢町の保養施設で、過激派組織「連合赤軍」が管理人の妻を人質に10日間にわたり立てこもった「あさま山荘事件」は19日、発生から50年を迎えた。沖縄返還、日中国交正常化など歴史の転換点と同年に起きた事件は社会に大きな衝撃を与えた。一連の事件を契機に国内の過激派の活動は衰退していったが、国外に逃亡したままの容疑者もおり、事件は続いている。

インタビューに答える亀井静香氏=7日、東京都新宿区(飯田英男撮影)
インタビューに答える亀井静香氏=7日、東京都新宿区(飯田英男撮影)

「立てこもったか」。当時、警察庁警備局で極左事件の捜査責任者だった元衆院議員の亀井静香さん(85)は、群馬県などの山岳アジトを摘発していた最中、一報を耳にした。長野県警、警視庁などの機動隊員ら延べ1万4千人を動員。膠着(こうちゃく)状態は10日間にわたり続いた。

警察は、人質の無事救出▽犯人を全員生きて捕まえる▽人質交換要求は拒否-などの方針を取った。「警察は拳銃を使うと世間から批判される。警察官は拳銃を使うのに臆病になるから適正に使えという指示を出した」と亀井さんは話す。

強行突入のため鉄球で壁を破壊した=昭和47年2月28日、長野県軽井沢町
強行突入のため鉄球で壁を破壊した=昭和47年2月28日、長野県軽井沢町

28日午前11時半ごろ、警視庁第2機動隊が突入し、放水やクレーン車の鉄球で山荘の壁を破壊したが、犯人グループは散弾銃で応戦。攻防は約7時間続いた。午後6時過ぎ、第9機動隊と長野県警の決死隊が人質の女性を救出。坂東国男容疑者(75)と坂口弘死刑囚(75)、吉野雅邦受刑者(73)と少年2人を含む計5人を逮捕した。

逮捕後、47年2月までに、「総括」と称した集団リンチ殺人などで仲間12人を死なせていたことが発覚。亀井さんは連合赤軍について「自分たちの革命を成功させるために仲間を殺したのは無残なことだった。それは間違いだった」と語った。

警察に与えた影響も大きかった。その後のテロ事件なども受け、警察庁はテロやハイジャックに対処する「特殊急襲部隊」(SAT)の整備に着手。警察官の死傷者を多く出したため、盾やプロテクターなどの装備も強化した。国外逃亡した坂東容疑者ら日本赤軍メンバー7人が今も国際手配されており、警察庁は「国内外の関係機関と連携し、一日も早い逮捕を目指す」としている。

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