第75話(16日放送)で、そんなひなたを大部屋俳優の虚無蔵(松重豊)がたずねてきた。虚無蔵はひなたが落選したミスコンを客席から見ており、翌朝の9時に映画村に来るよう伝えた。
普段から時代劇調の言葉でしゃべるなど、どこか怪しい虚無蔵。るいは、この誘いに反対するが、ひなたは映画村を訪れ、虚無蔵から夏休みの間、映画村でアルバイトをしないかと誘われた。休憩所でただ座っているだけの仕事で、ひなたが不思議がると、虚無蔵はその理由について「いずれ分かる」とだけ伝えた。また虚無蔵はコンテストの演技審査を見ており、「時代劇を救ってほしい」とも述べた。
一度は断ったひなただが、その帰りに、演技審査で相手役を務めたあの無愛想な男(本郷奏多)と再び会ってしまった。男は五十嵐文四郎といい、ひなたのアドリブを「冒涜だ」と批判した。ひなたはこの言葉に反論。負けず嫌いな性格に火が付き、アルバイトすることを決めた。
第76話で、夏休みの間、条映太秦映画村でアルバイトをすることになったひなたは、休憩所で、映画村職員の榊原誠(平埜生成)と知り合いになる。榊原は、コンテストでのひなたを絶賛。自分が審査員なら特別賞をあげたとほめた。
榊原は、虚無蔵がひなたを見込んでいることや時代劇が大好きなことを知り、ひなたを大人気時代劇「破天荒将軍」の撮影現場に案内する。そこには文四郎もいて…。