日本の文化・芸能の保存、向上に寄与した芸能人を表彰する「第43回松尾芸能賞」の受賞者が14日、発表され、大賞は能狂言の野村萬斎(55)が受賞した。
大賞の受賞理由には「狂言師としての活動はもとより、現代劇のほか、『現代能楽集』など多くの優れた企画を立てて上演し、古典芸能と現代演劇の融合と発展に大きな功績を残した」ことなどが挙げられた。
このほか、優秀賞は落語家、春風亭小朝(66)、女優、シルビア・グラブ(47)らが受賞。新人賞は歌舞伎俳優、坂東巳之助(32)、特別賞は俳優、伊東四朗(84)に贈られた。贈呈式は3月30日に行われる予定。