DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18)=市和歌山高=が13日、沖縄・宜野湾キャンプで初めてブルペン入り。捕手を座らせて16球、全て直球を投げ込んだ。最速152キロ右腕は「直球で勝負できる投手になりたい」と元阪神・藤川球児氏(41)=現スペシャルアシスタント(SA)=を理想に掲げた。新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いで隔離され、7日にキャンプに合流。視察したセ・リーグのスコアラーは驚きの声を上げた。
ノーワインドアップからダイナミックなフォームで腕を振った。小園が今キャンプ初のブルペン入り。捕手の伊藤光を座らせ、全て直球で16球を投じた。捕手を立たせた投球を含め、約30球だったが才能の片鱗(へんりん)を見せた。
「コースに投げ分けることはできた。最初のブルペンにしてはまとまっていたかなと思います」
沖縄入り後に新型コロナウイルス感染者との濃厚接触の疑いで隔離され、7日に合流。この日から本隊に加わった。首脳陣、報道陣、ファンから視線を集めて力みもあったが、指にかかった球は捕手のミットに鋭く突き刺さった。