アウトドア初心者の不安は尽きず? 冬キャンプ人気を支える「よろず」無料相談とは

SankeiBiz

新型コロナウイルスの感染拡大によって「3密」を避けられる冬キャンプが人気だ。キャンプ用品のレンタルサービス需要が伸びており、身一つでキャンプ場に赴き、本格的なアウトドアを楽しむ人も少なくない。そうは言っても、どうやってテントを張ったらいいのか。食事の準備はどうしたらいいのか。初心者の不安は尽きないもの。そこで頼りになるのが、キャンプの先達のアドバイス。無料で初心者の疑問に答えてくれるサービスが話題という。どんなサービスなのか。

アウトドア初心者でも、キャンプ用品のレンタルサービスや相談窓口を活用すれば、気軽にキャンプを楽しむことができる(Getty Images)※画像はイメージです
アウトドア初心者でも、キャンプ用品のレンタルサービスや相談窓口を活用すれば、気軽にキャンプを楽しむことができる(Getty Images)※画像はイメージです

“中の人”に相談したら手ぶらでキャンプ場へ

「お子さんがいるならランタンは複数あった方が良いですよ。ランタンが1個だけだと、夜中にトイレに行く際に持ち出すと真っ暗になってしまいます」。キャンプ用品のレンタルサービスを展開する「hinataレンタル」の繁山奈央(32)さんは、キャンプに慣れていない人にも丁寧に電話やチャットでアドバイスしている。

かつて夏の代名詞だったキャンプだが、最近は真冬に楽しむ人も増えている。ポータブル電源の使用が一般化し、電源のないサイトでも電気毛布や充電式湯たんぽなどが手軽に使えるようになったことで、冬キャンプを気軽に楽しめる環境が整ってきているためだ。

例えば、テントの中で薪ストーブを焚(た)き、ゆらめく炎を眺めながら癒やされたい。そう思う人もいるはず。しかし、キャンプ用の一酸化炭素チェッカーといった装備や十分な知識がなければ、一酸化炭素中毒の危険もある。hinataレンタルでは薪ストーブや灯油ストーブの取り扱いはないが、繁山さんは「ただ単にうちの商品をおすすめする、というより、キャンプをする人の目線で考え、提案しています」と話す。

オンラインで取材に応じるhinataブランドマネージャーの石田礼さん(SankeiBiz編集部)

キャンプ用品のレンタルサービスが手掛ける商品カスタマーサポートというよりはむしろ、キャンプ全般の「よろず相談」窓口に近いかもしれない。繁山さんは必ず、「どういうキャンプを、どのキャンプ場でするのか」を尋ねるように心がけているという。「そのキャンプ場でしたら標高が高いので、夏用の寝袋では寒いかもしれません」といった具体的なアドバイスができるからだ。

利用者からすれば、繁山さんはいわゆる「中の人」で、顔は見えない。だが、ユーザーアンケートでは、きめ細かなアドバイスがキャンプ初心者に好評で、知る人ぞ知る存在に。社内でもその「神対応」が高く評価され、同僚には「繁神さま」と呼ばれているという。

hinataブランドマネージャーの石田礼さん(38)は「キャンプのハウツーはYouTubeなどで学ぶこともできますが、個別の質問にすぐ答えられる人が身の回りにいる人は多くありません。だからこそ、繁神さまの需要があるのだと思います」と話す。

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