アラフィフ会社員がプロレスに熱くなるワケ 缶コーヒーコラボは働く人へのエールだ

SankeiBiz

「俺は今、猛烈に感動している!」

アサヒ飲料の缶コーヒー『ワンダ モーニングショット』に、プロレス雑誌『週刊プロレス』とコラボした限定缶が登場したのだ。全国のファミリーマートで8日から発売開始となった。ファミマの40周年記念の一環として企画されたという。

『週刊プロレス』の1980〜1990年代の表紙の中から、現編集長の湯沢直哉氏が厳選。単独表紙を飾ったレスラーの中から、天龍源一郎、橋本真也、船木誠勝、前田日明、小橋建太、ジャンボ鶴田、三沢光晴、藤波辰爾、ジャイアント馬場、豊田真奈美、二代目タイガーマスク、スタン・ハンセンの12人が登場した。

「週刊プロレス」とコラボレーションし、懐かしの表紙がデザインされた限定仕様の「ワンダ モーニングショット」(ファミリーマートのプレスリリースより)
「週刊プロレス」とコラボレーションし、懐かしの表紙がデザインされた限定仕様の「ワンダ モーニングショット」(ファミリーマートのプレスリリースより)

私はこの限定商品に対して、率直に「攻めている」「わかってくれている」と感嘆した。アラフィフの私世代を直撃している。「これが欲しかったんだ!」というものを作ってくれた。週プロ×ワンダ×ファミマ、恐ろしい子である。

プロレスに熱狂した世代

私の世代は10~20代にかけて何度かのプロレスブームが巻き起こった。1980年代前半のタイガーマスクや長州力、藤波辰爾の活躍がゴールデンタイムで活躍していた頃を頂点だとみる人もいることだろう。ただ、この認識は必ずしも正しくない。1990年代もまたプロレスの大ブームの時代だったからだ。

新日本プロレスは橋本真也、武藤敬司、蝶野正洋の闘魂三銃士が活躍し、他団体の対抗戦なども盛り上がり、東京ドームを始め各地でドーム興行が開かれていた。全日本プロレスも三沢光晴、川田利明、小橋建太、田上明の四天王プロレスが人気を博し、日本武道館大会はいつも超満員だった。

さらにはUWF系など格闘技志向のプロレスや、大仁田厚が立ち上げたFMWなどによるデスマッチ、女子プロレスもブームだった。ゴールデンタイムでは放送されていないものの、まだテレビ中継もあり、プロレスとの接点はいつもあった。いまだにバラエティ番組などに長州力、天龍源一郎、武藤敬司や蝶野正洋が登場するとプロレスファン以外もざわつくのは、プロレスとの接点がファン以外にも広がっていた時代があったことを証明していないか。

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