女優の綾瀬はるかが主演を務める4月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「元彼の遺言状」に、俳優の大泉洋が出演することが9日、発表された。
原作は宝島社主催の2021年第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新川帆立氏による同名小説。主人公の弁護士、剣持麗子(綾瀬)の元恋人・森川栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言を受け、麗子が依頼人と共謀して遺産を狙うミステリー作品となっている。
大泉が演じるのは、遺産山分けの提案を持ちかける謎の依頼人・篠田敬太郎。栄治が暮らす軽井沢の別荘の管理人を務め、病気がちな栄治の面倒を見ながら居候させてもらっていた。栄治にとっては大学時代のサークルの先輩であり、かつて麗子とも会ったことがあるようだが彼女は全く覚えていない。
ある朝、篠田は栄治が部屋でいすにもたれて亡くなっているのを発見する。死因は風邪をこじらせての病死と診断された。栄治には巨額の遺産があり「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していた。篠田は、栄治とかつて交際していた麗子に連絡し、遺言状の詳細を伝える。心が揺れ動いた麗子は、遺産の山分けを条件に「完璧な殺害計画を立てましょう。私があなたを殺人犯にしてあげる」と約束。麗子と篠田による遺産目当ての計画が始まり、栄治の過去を紐解くなか、遺言に隠された本当のメッセージが少しずつ明らかになっていく。
元彼を殺した犯人になりすまし、麗子と共謀して巨額の遺産を狙うといったミステリアスな役どころで、綾瀬とは初共演。猪突猛進で勇猛果敢な麗子と、優柔不断でヘタレな篠田という異色のバディーが、巨額な遺産と栄治の死の真相に迫っていく。