地方に勝機

ふるさと納税1億円の返礼品は防災シェルター 栃木県矢板市

産経ニュース
「未来を創る」の川口篤史社長と同社にあるモデルシェルター。地上部分は入り口でシェルター本体は地下にある=栃木県矢板市こぶし台(伊沢利幸撮影)
「未来を創る」の川口篤史社長と同社にあるモデルシェルター。地上部分は入り口でシェルター本体は地下にある=栃木県矢板市こぶし台(伊沢利幸撮影)

栃木県矢板市がふるさと納税の高額寄付者に対する返礼品として令和2年8月から加えた防災シェルターが、このたび1億円の寄付を受け、初めて寄付者に贈られることになった。市への個人の寄付としては最高額。シェルターは地元企業が鉄筋コンクリートの技術を生かして開発した逸品で、災害の激甚化が進む中、新たな目玉返礼品となるか。

地下型の2重構造

同市によると今回、1億円を寄付したのは、兵庫県に住む50代の会社役員の男性。昨年12月に寄付を申し込んだ。矢板市の返礼品が防災シェルターであることをテレビ番組で知り、納税を決めたという。

男性の自宅に建設されるシェルターは地下型で広さ21平方メートル。鉄筋コンクリート造りで厚さ30センチの外壁と内壁の2重構造。特殊な換気装置や非常用電源システム、バイオトイレなどを備え、土砂災害や竜巻などの災害時に1週間程度、安全に過ごせるという。

価格は非公開だが、国の基準である寄付額の30%以内に収まっており、今秋に着工、来年2月の完成を予定している。

核シェルターから発想

この高性能防災シェルターを開発したのは、防災関連商品の製造・販売、施工を手がける「未来を創る」(同市こぶし台)。社長の川口篤史さん(49)は鉄筋施工会社の元社長(現在は役員)で、業界の厳しい受注競争の中で、新規事業に活路を見いだそうと取り組んだのが、鉄筋コンクリートの技術を生かしたシェルター開発だった。

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