マンション業界の秘密

東京を震度7の地震が襲えば…4日後のタワマンは「地獄」 電気が使えず、水も出ない 中層階以上はほぼ生活不可能

浸水被害に弱いマンション。そのときどうする?
浸水被害に弱いマンション。そのときどうする?

私はマンション購入の相談をいただくことも多い。1年ほど前、あるご夫妻からの相談は印象的だった。

彼らはすでにマンションを購入して住んでいたが、引っ越したいという。理由は、今住んでいるところが、ハザードマップで水害時の浸水が5~10メートルと指定されていたことにショックを受けたのだとか。だから、すぐにでも…とおっしゃった。

水害を想定したハザードマップというのは、土地の標高を基準に策定されている。当たり前だが、水は高きから低きへ流れる。潮位や川の水位が上がって堤防を超えるなどすれば、標高の低いところは浸水する。

東京都江東区の区役所前には「××年の水害ではこのレベルまで浸水しました」というモニュメントが立っている。優に大人の背丈を超えるところまで浸水していたことが分かるので、ちょっとビックリする。

しかし、だからといってまたやってくるとはかぎらない。江東区で江戸時代からやっているという老舗の釣り舟屋さんを取材したことがある。そこから見える食糧倉庫跡地に開発されたマンションの広告づくりのためだった。

そこのご主人がしみじみと言った。

「あの食糧倉庫ができたときにじいさんが『これで津波はこねえ』と喜んだものさ。そこがマンションに変わるのですか。なおさら津波はこないな」

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 「SMAP再結成」を阻む、中居と木村深い溝 「木村だけは許さない」と漏らし…

  2. “誰も傷つかない”新SNS「DYSTOPIA」が「面白そう」「愚痴ったら全く違う文章に」と話題 

  3. 【主張】玉城氏の海外演説 日本の知事の資格を疑う

  4. 美川憲一、ジャニーズ性加害問題「ずーっと知ってましたよ。どっぷりでしたから」 芸能界ご意見番が「ドラマチックシャンソン2023」本番前に〝衝撃告白〟

  5. ロシア軍〝弾切れ〟目前 年明けにも備蓄尽き…ウクライナに全土奪還される可能性 イランや北朝鮮からの供与なく軍の士気低下も

今、あなたにオススメ