現地時間2日に行われたサッカーのスコットランド・プレミアリーグで2得点1アシストの大活躍を見せたセルティックMF旗手怜央を、プレミアリーグ所属選手らがそれぞれのツイッターで絶賛。海外のネット民の間で話題となっている。
旗手はホームで行われた宿敵レンジャーズとの「オールドファーム」と呼ばれるダービーマッチに先発出場し、前半5分に右CKのこぼれ球をファーサイドからゴール右に突き刺して先制ゴール。同42分に右サイドの崩しからゴール正面でパスを受けると、ゴール右にミドルシュートを叩き込んで2点目。その2分後には左サイドの深い位置からゴール前に絶妙のクロスを上げ、チームの3点目をアシストした。
旗手の大車輪の活躍にスタンドのファンは熱狂。セルティックは同じグラスゴーに本拠地を置く最大のライバルを3-0で粉砕し、首位に浮上した。
オールドファームでの2G1Aの衝撃パフォーマンスに、お隣のイングランド・プレミアリーグでプレーするスコットランド代表2選手らもSNSで反応。強豪リバプール所属のアンドリュー・ロバートソンは自身のツイッターで「Hatate a serious player(ハタテはすごい選手だ)」と書き込み、アストンビラ所属のジョン・マッギンは魔法の杖の絵文字を添えて「Hatate outrageous(ハタテはとんでもない選手だ)」と称賛した。
試合中には、元セルティックで現在はフランスリーグ、リヨン所属のムサ・デンベレも「Go and get your hat trick!!!(ハットトリックを決めちゃえ!!!)」とツイートするなど、同じプロ選手たちを唸らせた。
これら称賛ツイートへのリプ欄には、現地ファンから「デビュー戦も鮮烈だったけど、今夜も本当に素晴らしかった。セルティックにとって最高の選手になりそうだ」「2点目を決めたときの両手を広げるポーズはカッコよかった。その瞬間の喜びを全身で浴びているようだった」「なぜ日本代表に召集されていないんだ?」「夏の移籍でキョウゴ(同じセルティック所属の古橋亨梧)とハタテをビラに連れてきちゃえ」といったコメントが殺到。なかには「ハタテ、リバプールへようこそ」と気が早いコメントも寄せられた。
そのパフォーマンスに「彼の祖先は少しでもスコットランドにルーツはないのか」「スコットランド人のお婆ちゃんとか?」→「それはいい着眼点だ。マックハタテ」などと、スコットランド人の苗字によく見られる「マック~(「~の子」の意味)」を持ち出しながら、スコットランド代表入りを求める?ような冗談も。その一方で、一部ユーザーからは「とはいえスコットランドリーグはややレベルが落ちるからね」といったシビアな指摘も見受けられた。
旗手は昨年12月にJ1川崎からセルティックに完全移籍。今年1月17日のハイバーニアン戦で新天地デビューを飾ると、いきなりマン・オブ・ザ・マッチの活躍。同26日のハーツ戦で移籍後初ゴールを記録した。