新型コロナウイルス禍での開催となる「2022大阪ハーフマラソン」(産経新聞社など主催、奥村組協賛)に向け、大阪府豊中市のスポーツ用品店「片山スポーツ店」が、レース中にマスクを収納できるポケット付きのアスリートビブス(ナンバーカード)を開発した。約5千人のランナーが集まるスタート地点では、号砲直前までマスク着用が求められており、感染防止に役立ちそうだ。
30日の大会では感染対策のため、レース中をのぞいてマスク着用が必須となる。スタート地点ではアナウンスがあるまで着用したまま待機し、ゴール後も再着用するよう求めている。
ポケット付きのビブスは、「レース中のマスクの保管場所に困る」といった声を踏まえて考案された。ビブスは不織布を折り畳んで作製。大きめのマスクでも、そのまま収納できるスペースを確保した。
片山スポーツ店の片山茂樹さん(51)は「感染症対策に配慮した構造。これをきっかけに、いろんな大会で活用が広まってほしい」と期待を込めた。
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新型コロナウイルスの感染拡大による大阪府での蔓延防止等重点措置の適用を受け、今回は沿道での応援は自粛していただき、テレビの前で声援を送っていただきますよう、ご協力をお願いいたします。