3歳長女を放置死、26歳母親が起訴内容認める 東京地裁

東京地裁が入る建物(今野顕撮影)

令和2年、東京都大田区の自宅に長女=当時(3)=を置き去りにし鹿児島県内に住む交際相手に会うため1週間以上旅行に出かけ、長女を死亡させたなどとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われた母親の無職、梯(かけはし)沙希被告(26)の裁判員裁判の初公判が27日、東京地裁(平出喜一裁判長)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、一人親だった被告が平成31年1月には長女を保育園に通わせなくなり、自宅に放置して外出する頻度が増えたと指摘。旅行の間は扉をソファで固定するなどして長女を部屋から出られないようにしており、死亡時に長女の胃の中に飲食物はなかったとも明かした。

弁護側は、被告は幼少期に母親から虐待を受けており「事件に影響している」と主張。育児に関し「誰にも相談できなかった」と訴えた。証人尋問には事件当時、被告と交際していた男性が出廷。「(事件当時は)兄と同居していると聞いていた」と証言した。

起訴状などによると令和2年6月5日ごろ、長女の稀華(のあ)ちゃんを置き去りにして出かけ、同12~13日に脱水症状や飢餓により死亡させたなどとしている。

児童虐待~連鎖の軛 第2部① 3歳放置死 重なる過去 母も虐待被害、つながり断ち孤立

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