15日午前に実施された大学入学共通テストの「世界史B」の問題が試験時間中に撮影され、外部に流出した疑いがあることが分かった。大学入試センターから通報を受けた警視庁が偽計業務妨害の疑いで捜査している。
読売新聞は26日、「世界史B」の試験時間中、インターネット通話アプリ「スカイプ」を通じて問題の画像が東大生2人に送信され、解答を送り返したと報じた。問題を送った人物と東大生は家庭教師紹介サイトで知り合ったという。
ネット上で、試験終了後に問題流出を指摘する複数の投稿があったことから、入試センターが調査に乗り出していた。
15日は共通テストの初日で、世界史Bを含む「地理歴史、公民」の教科は午前9時半から午前11時40分に行われた。
受験生が試験中に問題を撮影、送信したうえで、外部から解答を受け取ることは可能なのか。