古典文学の名作「源氏物語」が先端技術を駆使して演出された歌舞伎公演として上演される-。平安時代を再現したバーチャル空間に、歌舞伎俳優の実写映像をリアルタイムで合成させる「META歌舞伎 Genji Memories」が1月25日午後9時半からライブ生配信される。希代のプレーボーイ、光源氏役は中村隼人(28)、光源氏を取り巻く藤壺や葵の上、六条御息所ら5人の女性を中村壱太郎(31)が演じ分ける。
19日に開かれた取材会で、隼人は光源氏について「心に抱えている闇の部分、いわゆる人間の陰になる部分が光源氏の一つの魅力なのでは。完全無欠で容姿も端麗、何でもできる彼だからこそ、人とは違うところがあったり、人間として欠落している部分みたいなものがある(のが魅力)」と語った。
壱太郎は出演だけでなく、総合演出も担当する。源氏物語を選んだ理由について「出演者が少なく、上演時間も短くコンパクト」とした上で、「すごく色の濃い作品を作っていこうという方針が決まった」という。
光源氏役に隼人を起用したことについては、「『源氏物語』『同世代』と考えたときに、すぐに隼人君の名前が浮かんで、ぜひ光源氏をやってほしいと話をした」と明かした。
ライブ生配信は1月31日まで見逃し配信付き。アーカイブ配信は2月2日午後10時22分から8日午後11時59分まで。料金は①ライブ生配信2500円②特典映像付きアーカイブ配信3000円。購入/視聴サイトは公式動画配信サービス「ミレール」。