ヤクルト・奥川恭伸投手(20)が23日、アドバイザリー契約を結ぶ磁気健康機器メーカー、コラントッテ社が東京・江東区の有明ガーデンで開催したトークイベントに参加。2023年の開催を目指すワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場について「経験してみたい」と意欲を示した。今季の目標に掲げたのは「2桁勝利」「規定投球回(今季は143回)」。自らに課した2つの〝ノルマ〟を達成し、日本代表入りを目指す。
尊敬する先輩とともに、プロでも日の丸を背負う。トークイベントに参加した奥川は緊張がほぐれた中盤、WBCについて聞かれると、出場への思いを、はっきりと言葉にして表した。
「一度は経験してみたい」
そう切り出した後に「上のカテゴリー(プロ)でも投げたい思いは」と問われ「はい、あります」と明言。集まった約100人のファンが20歳の覚悟を聞いた。
石川・星稜高時代にU-18(18歳以下)日本代表に選ばれたが、プロでの代表経験はない。ただ、侍ジャパンの栗山新監督は奥川、ロッテ・佐々木朗、オリックス・宮城らの〝黄金世代〟に「すごく期待している」としており、可能性は十分にある。