ちょうどその頃、新居の中では、葬儀社のスタッフで凌介の娘・光莉(原菜乃華)を監禁している本木陽香(生駒里奈)が、バケツで大量の血をぶちまけ、サイズの合わないぶかぶかのスニーカーを履いて血まみれの床の上を楽しげに歩いていた。
新居に着いた凌介が、何者かに割られた窓を開けると、家の中には陽香…ではなく、床にしゃがみ込んだ真帆の姿があった。凌介を見上げ「見つかっちゃった」と言う真帆に驚く凌介の表情で、この日の放送は幕を閉じた。
真帆はこれまで、失踪した3人の家族の中で唯一、第1話の失踪前の場面を除いて回想シーンでしか登場していなかった。視聴者からは、すでに死んでいるのではないかとの考察もあがっていたことから、ツイッターでは「え、真帆さん…?」「真帆は生きてる!」「本物? 幻覚? どっち?」と驚く反響が相次いで寄せられた。
「本木がいた所に真帆も居たんでしょ? 同時間に?」「明らかに被害者じゃない顔してたような…」「真帆と本木はグルってこと?」など、直前のシーンで新居の中に陽香がいたことから、真帆が真犯人の一味と推察する声もあった。
その一方で、真帆の姿は、凌介が見た幻覚ではないかとの考察も散見された。その根拠として、真帆が、夫と久しぶりの再会とは思えない表情だったことに違和感を抱くコメントも見られたほか、「失踪当日とは違う服」「冬なのに服装がシャツのみでおかしい おそらく(新居に向かう凌介の脳裏に浮かんだ)回想シーンと同じ服装」など、着ている服が不自然との指摘が見られた。このシーンで真帆は結婚指輪をしていたが、真帆の結婚指輪は第3話で光莉のスマホが発見された群馬のトンネル付近で見つかっていることから、「指輪してるし(凌介の)妄想かな」との書き込みもあった。