日本テレビの桝太一アナウンサー(40)が23日、3月末で同局を退社し、大学の研究員に転身すると発表した。メインキャスターを務める日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・0)で自ら報告。同志社大ハリス理化学研究所で「よりよい科学の伝え方」の研究・実践に取り組むという。同番組のキャスターは継続し、〝二刀流〟に挑む桝アナは「自分にしかできない形で社会に貢献できることがあるのではないか、と考えております」と決意を語った。
日テレの看板アナが、40歳の節目のタイミングでキャリアチェンジを決断した。
冒頭で「個人的な報告の時間をいただくことをご容赦ください」と切り出し、「私は3月をもって日本テレビを退職し、大学の研究所員に転職することにいたしました」と凛とした表情で門出を伝えた。
4月から同志社大ハリス理化学研究所の専任研究所員(助教)として、科学と社会をつなぐ学問分野「サイエンスコミュニケーション」に取り組むことを報告。転身理由については、16年間アナウンサーとして情報を伝える中で「科学的なことをテレビでもっと分かりやすく的確に伝えることができないか」と〝課題〟を感じたといい、「よりよい科学の伝え方についてもっと深く考えて、それを実践していくためにはどうすればよいか考えた結果」と説明した。