開幕1軍へ、生き残る! 阪神のドラフト2位・鈴木勇斗投手(21)=創価大=が21日、2月の沖縄・宜野座での1軍春季キャンプメンバーに選出された。この日、鳴尾浜での新人合同自主トレに参加した先発候補左腕は、まずは自分の持ち味を首脳陣にアピールし、シーズン開幕に向けたチーム内での競争を勝ち抜くことを誓った。
気温4度の鳴尾浜に舞う雪を、一瞬で溶かしてしまうような熱い気持ちがあふれ出た。もうすぐスタートする、生き残りをかけた沖縄でのサバイバル。鈴木はキリリとした表情で、春季キャンプへの気合を言葉に乗せた。
「ここから生き残らないといけないので、プレッシャーというか、緊張感はあるけど、一日一日しっかり楽しんで成長していけたら」
午前9時半から新人合同自主トレを開始。キャッチボールやノック、ウエートトレなどで約5時間汗を流し、夕方の1軍キャンプメンバー発表を待った。以前から矢野監督はD3位・桐敷(新潟医療福祉大)を含めた2人の大卒左腕の1軍参加を示唆していたが、この日正式決定。鈴木は「改めて(1軍と)言われるとすごくうれしい。これからたくさんアピールしていきたい」とやる気をみなぎらせた。