シンガー・ソングライター、さだまさし(69)が、吉田政美(69)とのフォークデュオ、グレープを約8年ぶりに復活させることが20日、分かった。4月6日に東京国際フォーラムで開催される文化放送開局70周年記念公演に出演。武田鉄矢(72)がボーカルを務める海援隊や、南こうせつ(72)ら同世代との共演も決まり、「生きてるって素晴らしい。生存確認ですよ」とユーモラスに喜びを表現した。
昨年10月にソロ公演4500回の偉業を達成するなど衰え知らずの音楽活動を続けるさだが、〝原点回帰〟のフォークデュオを復活させる。
この日、文化放送の定例社長会見にゲスト参加し、4月6日の文化放送開局70周年記念公演にグレープとして出演すると発表。さだは吉田政美と結成した同デュオで1973年にデビュー。76年に解散したが、その後も自身の公演などで度々共演しており、今回、約8年ぶりにハーモニーを響かせる。
グレープは、叙情あふれるメロディーとさだの繊細な歌声が魅力だが、デビュー曲はヒットせず。その後、東海地区の深夜ラジオで紹介されたことをきっかけに注目を集め、「精霊流し」「無縁坂」などの大ヒットにつながった。