オリックス・宮内義彦オーナー(86)が21日、京セラドーム大阪内で会見を開き、今季限りでオーナー職を退任すると発表した。後任には井上亮グループCEO(69)の就任が予定されている。
宮内オーナーの主な質疑応答は次の通り。
──今後は球団にどう携わる
「オリックスのCEOを辞めるときに、辞めた後どうしようかな、どんな名前にしようかな、と。シニアチェアマンという誰が聞いてもよくわからない名前にしてしまった。球団のシニアチェアマンはあんまり聞いたことないね。球場に自由に出入りできる形に、なんかかっこいい名前があれば教えていただきたい」
──球界の発展にはどう関わる
「去年、たまたまオーナー会議の議長をやりまして、今年は読売ジャイアンツの山口オーナーに引き継いでいる。オーナー会議のなかでも私が一番長くなりますので、いろいろな事情とか過去の経緯とか、ご存じない方もおられるので、そういうところで、いろいろできるじゃないか。野球連盟全体にとっても、コロナのとんでもないことの後ですから、大変なことが重なる。お手伝いも新しい人より古い人の方がやりやすいんじゃないか。具体的には分からないけど、何かあるんじゃないかと思っております」
──昨年、リーグ優勝が決まったときに胴上げされた
「だいたい、勝てばオーナーを胴上げするというのは、いつもあるようなことではない。25年前に胴上げしてもらっているんですよね。それから25年経って、今度、もし勝ったらオーナーを胴上げするんだ、みたいなことを負けているときも言っている人がいた。それが実現した。なかなかいいものでした」