太平洋岸襲う巨大津波で復興放棄も 片田東大教授指摘

産経ニュース

巨大想定克服した町

片田敏孝・東京大院特任教授
片田敏孝・東京大院特任教授

--南海トラフの想定で34メートルの津波をつきつけられた高知県黒潮町が手本になりそうだ

片田 もともと高齢化、過疎化が進んでいたうえ、厳しい想定がでて、住民の反応はあきらめから避難放棄とでもいえる状況だった。しかし、町職員が総出で住民と対話し想定の理解に努めた。住民は町が地理的、歴史的に津波の被害を受けやすい厳しい環境にあることを受け止めた。そして、まず身近にできることとして、家族単位の避難計画をつくり、それらをもとに各地区ごとに避難マップを作成し、訓練を繰り返してきた。

--行政の対応は

片田 町役場は、町民の避難対策に呼応して、避難が厳しい場所に避難タワーをたて、役場の高台移転、道路整備を実施した。また、学校での防災教育、雇用対策として防災缶詰工場の設置などを進めた。こうした官民あげての取り組みは今も粛々と続き、想定公表以前より町に活気が生まれ、町民の絶望は希望に変わった。

復興放棄の可能性

--南海トラフの被害想定では日本の中枢が被災することから「国難級」という表現がされた。千島、日本海溝ではそういった社会的評価が明確でない。例えば防衛上の問題は明らかのように思えるが

片田 北方領土も被災するので、ロシアとの外交上のアクションにつながる可能性はある。また日本の食糧安全保障の問題もある。今回の被災想定地域は人口密度が低く、犠牲者の占める割合が相当高くなる。そういった状況が起きると、住民の精神的ダメージが大きく復旧復興の意欲をそぎ、復興放棄も起こりうるだろう。こうした被災想定地域は日本の食糧自給において大きな役割を担っている。そこが復興放棄となると食糧の安全保障上問題となる。こういった状況を踏まえ、今後、千島、日本海溝地震の被災想定地域をどう維持するのか、国家レベルの問題として知恵をだすことが求められる。

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