合宿で使った旅館の宿泊代を偽り国から観光支援事業「Go To トラベル」の給付金をだまし取った疑いで大阪偕星学園高(大阪市生野区)の野球部元監督らが逮捕された事件を受け、同高の梶本秀二校長が20日、記者会見した。事件について謝罪し「甲子園出場をきっかけに、野球部が特別扱いになっていたことは否めない。報告や連絡が適正に行われていなかった」と語った。
逮捕されたのは元監督、山本セキ容疑者(53)、元コーチ、水落雄基容疑者(31)ら3人。山本容疑者は平成27年夏、同校野球部を率いて全国高校野球選手権大会に初出場していた。
梶本校長は会見で「部活動の場が悪用され、犯罪行為が行われたことについて、心よりおわび申し上げる」と述べ、再発防止策を検討するとした。