昭和、平成、令和を通じ、京都、岡山、大阪を舞台に、ラジオ英語講座とともに歩んだ親子3世代を追い、恋に仕事に不器用ながらも自分らしく生きる姿をリレー形式で描くNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK総合など)。その第57話が21日、放送される。
祖母、母、娘の3人のヒロインが登場し、100年の歴史を紡いでいく同作。ひょんなことから大阪で「竹村クリーニング」を営む平助(村田雄浩)・和子(濱田マリ)夫妻と出会い、住み込みで働きながら生活することになった2代目ヒロイン、雉真るいを女優の深津絵里が演じる。
ドラマは現在、第12週「1963~1964」(53~57話)が放送中で、関西一のトランぺッターを決めるコンテストが開かれ、るいが思いを寄せる“ジョー”こと大月錠一郎(オダギリジョー)がライバルのトミー北沢(早乙女太一)らを下し、見事優勝。その晩、るいを家まで送ったジョーは「結婚しよう」とプロポーズした。
るいは、ジョーから優勝したら東京へ一緒に来てほしいとお願いされていた。しかし、これまで娘のように接してくれた竹村夫妻への恩義から、これらの話を切り出せずにいた。悩んでいたある日、ジョーが突然来店し、2人に「サッチモちゃん(るい)を僕にください」と切り出した。るいは激怒したが、平助と和子はこの話に大喜び。「娘をよろしゅう頼みます」と頭を下げた。
ジョーはデビューアルバムのレコーディングのため、一足先に一人で上京することに。東京では、コンテストを主催した芸能事務所「ササプロ」社長、笹川光臣(佐川満男)の家で、娘の奈々(佐々木希)に面倒を見てもらいながら生活することになった。
第56話(20日放送)で、ついにジョーが上京。奈々が付き添うなか、アルバムのレコーディングが行われ、デビューに向けた準備が進んだ。