原画で巨匠の軌跡を振り返る 22日から「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」

産経ニュース
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、重要人物のシャア(左)と妹のセイラの幼少時のエピソードが印象的に描かれている(C)創通・サンライズ
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」では、重要人物のシャア(左)と妹のセイラの幼少時のエピソードが印象的に描かれている(C)創通・サンライズ

漫画家の安彦良和(やすひこ・よしかず)さん(74)の代表作「機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ オリジン)」(矢立肇=やたて・はじめ・富野由悠季=よしゆき=原案)の原画展が、埼玉県所沢市のところざわサクラタウンにある「EJアニメミュージアム」で22日に開幕する。単行本(全24巻)の累計発行部数は1千万部を超え、今も根強いファンの多い同作。魅力を存分に味わえるとともに、〝巨匠〟の執筆の秘訣も堪能できる。

同作は、昭和54年放送のテレビアニメ「機動戦士ガンダム」で作画監督やキャラクターデザインなどを務めた安彦さんが、独自の解釈で物語を再構築した漫画。平成13~23年、漫画誌「ガンダムエース」(KADOKAWA)で連載された。作品の舞台は人類が宇宙に進出した近未来。地球連邦軍と宇宙植民地「ジオン公国」の戦争と壮大な人間ドラマが描かれており、今も高い人気を誇る。

「圧倒的なイラストとともに作品の軌跡を辿る」とのキャッチコピー通り、会場には同誌の表紙や単行本などを飾った原画500点以上が並ぶ。主人公アムロや好敵手のシャアはもちろん、人気のモビルスーツ(ロボット)を描いた原画も多い。シャアの妹ながらジオン公国に敵対するセイラや、「オリジン」で人物像が深掘りされた敵役ランバ・ラルなど、味わい深い登場人物の絵も見どころだ。

原画展の監修も手掛けた安彦さんは、「思い入れのある絵がけっこうある」と語る。「例えば、一番最後のシーン(宇宙要塞『ア・バオア・クー』での決戦)とかね。これは大事だろう、という絵は自分のセレクトで入っています」

筆圧が高いため、独特の画材を使用しているという。線の美しさと高い作画技術は、漫画家の間でもファンが多い。展示関係者は「安彦さんの原画は本当にきれい。ほかのどの漫画家とも異なる迫力や味わいがある」と明かす。

同展のために新たに編集されたスペシャル映像や、安彦さんの仕事場を再現したコーナーも見逃せない。アニメーター経験が長かったこともあり、執筆時は普通の机を使わず、アニメーターが絵を描き写す際に活用する「動画机」で執筆しているという。

「何で、と言われますが、バックライトが付いた動画机じゃないと落ち着かないんですよ。僕は出自の変わった漫画家ですから。(仕事場再現は)『え、そんなことまでやるの…』と最初は思いましたが、珍しいというか、面白いと思ってもらえる部分があるんじゃないかと思います」(本間英士)

安彦良和/機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」は22日から3月21日まで開催(2月19日から後期展示)。第1、3、5火曜休館。大人2千円。新型コロナウイルスの感染状況により、変更する可能性がある。

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