俳優の小栗旬が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第2話が16日、放送され、源頼朝(大泉洋)をめぐって、伊東八重(新垣結衣)と北条政子(小池栄子)が対峙する“元カノ・今カノ対決”の場面が視聴者の注目を集めた。
地方豪族の次男坊として伊豆で生まれ育った北条義時(小栗)を主人公に、鎌倉幕府を創設した頼朝が死去した後、頼朝の天下取りを支えた家臣団の中で、義時が権力を手中におさめていく姿などを描く同作。過去の大河で「新選組!」「真田丸」を手掛けた三谷幸喜氏が脚本を担当する。
八重は、義時の初恋の人にして、源頼朝の最初の妻。一方の政子は義時の姉で、突然現れた都出身の頼朝に一目ぼれ。今後、悩みの尽きない頼朝に寄り添い、義時とともに献身的に支えていく。のちに尼将軍として君臨することに。
平安時代末期、時の大権力者・平清盛から頼朝の監視を任されていた義時の祖父・伊東祐親(浅野和之)は、娘の八重と恋仲になって男児を産ませ、姿をくらました頼朝が北条家に匿われていることを知り、兵を率いて北条の館に迫った。義時の父・時政(坂東彌十郎)は頼朝をかばって一触即発の状態に。そこへ清盛の信頼厚い相模一の大物・大庭景親(國村隼)が現れて仲裁。頼朝の身を伊東が北条に預けたうえで、頼朝には八重と縁を切るとの起請文(誓約書)を書かせるという景親の提案を両者が受け入れ、諍いは収まった。
その後、頼朝は八重を諦め、義時の姉・政子にアプローチ。「生きながらえてよかったとこれほど深く感じたことはない」と熱く語りかけられた政子は、頼朝をそばで支えたいという思いを強くした。