ヤクルト・奥川恭伸投手(20)が出身地の石川県に本社を置くバイク、自動車等の部品製造メーカー、大同工業と広告出演契約を結ぶことが15日、分かった。高卒3年目でスポーツ用品メーカー以外と契約するのは異例。米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(27)の4年目を超えた。星稜高の大先輩で巨人や米大リーグで活躍した松井秀喜氏(47)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=は11年目に石川発祥のコマツとキャラクター契約しており、奥川も〝石川の顔〟から〝球界の顔〟を目指す。
故郷の顔となる。奥川が石川・加賀市に本社を置く大同工業と広告出演契約を結ぶことが判明。高卒3年目で海外にも拠点を持ち、売上高連結425億円の大企業に指名された。
「大変光栄に思います。長年、素晴らしい技術を世界へ提供されている企業ですので、僕も見習って長く大きく成長していきたい」
年明けは都内近郊で自主トレする奥川は球団を通じてコメントした。大同工業はバイクのチェーン分野で世界的シェアを誇る企業。奥川はこれまで磁器健康ギアのコラントッテ社、スポーツ用具メーカーのミズノ社と契約してきたが、スポーツに関連しない企業との契約は初。契約期間は2月1日から1年間で、県内のテレビや新聞などの広告に起用される。野球教室も検討されている。